家ではわがまま。園では優等生。どう向き合う?

家と園での異なる振る舞い

 お子さんが園ではみんなのお手本となる優等生で、家に帰るとまるで別人のようにわがままを言う…こんな経験、お持ちではありませんか?
これは非常に一般的な現象で、多くの親御さんが同じ悩みを抱えています。

園での優等生!家ではわがままな理由・・・

 こどもが園で優等生として振る舞い、家ではわがままを言う背景には、安心感や環境の違いが大きく影響しています。
 園では集団生活をするためルールに従い、友達との関係性を大切にしながら社会性を学んでいます。
一方、お家では『安心できる場所』なので、こどもは本能的に、家では自分の感情をオープンに表現できると感じています。その結果、園とでは違った表情を見せてくれます。

親として理解し、サポートする方法

 この振る舞いの違いを理解した上で、親として子供をどうサポートするかがとても大切です。
こどもの気持ちを受け止め、家でも自分の感情を安心して表現できる環境をつくることを意識することが必要です。また、園での良い行動を褒めることで、自宅でもその行動を続けるモチベーションに繋がります。
 大人から見れば何気なく簡単なことも、こどもにとってはとても大きな成長の一歩なので、よく理解してあげましょう。

わが家の事例紹介

 ここでは、実際に我が家で心がけている事例を紹介します。

日常の中でなかなか込み入った話をすることはできませんので、入浴時などリラックスタイムに園での頑張りを褒めてあげたり、お家でのわがままについて話し合います。
 リラックスタイムは、こどもも親も気持ちが落ち着いているため、お互いの意見をしっかり理解することができます。いつもなら、少しまじめな話をしてもはぐらかされたりしますが、このときばかりは、しっかり話を聞いてくれます。また、本人が考えていることや言いにくいことを打ち明けてくれますので、私は、リラックスタイムを大切にしています。
 このように相手の意見を尊重することは、こどもであろうが大人だろうが関係ありません。区別することなく、人として接することで親子で決めたルールの理由をこどもがしっかり理解できてからこそ、それを守り安定した行動をとれるようになると実感しています。

まとめ・・愛情をもって共に成長する

 家と園での振る舞いの違いは、子供の成長過程で自然に見られる現象です。この段階を親子で乗り越えることで、子供は社会性や自己表現のスキルを高め、親子関係もより深まります。
お子さんのわがままも、成長の一歩と捉えることで心配事がひとつ減ったと思えませんか?
 この記事を読んで、少しでも親御さんの心が軽くなり、お子さんとのより良い関係を築く手助けになれば幸いです。

子育ては決して一人で行うものではありません。

周囲の支援や情報を活用しながら、楽しみながら育児を進めていく環境をつくっていきましょう。

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