こどもの前で口喧嘩をすることは避けるべき?!

こどもに与える影響

 口喧嘩をこどもの前で行われ、ママとパパの口論を見聞きすることで、
こどもはストレスや不安を感じます。
そのような状況で子供が安心して成長することは難しいでしょう。
子供は親をモデルとして、将来的にこどもが親と同じような
行動をする可能性が高まり、頻繁に行われる家庭では、
家族の安定感が失われ子供のこころの安心感が失われ
安定した環境で過ごすことができません。
 そして親同士のコミュニケーションの悪化がおこることで、
家庭内での問題解決や意見の交換がうまくいかなくなり
更なる問題が発生しやすくなります。
そうすると、すれ違いが重なり頻繁に口喧嘩をしてしまう・・・といった
悪いサイクルになってしまいます。

したがって、口喧嘩は子供の前ではするべきではない!!

現実はそんなに単純ではない

しかし、当事者であるママとパパはそんなこと分かっています。
好き好んで口喧嘩をしているわけではないですよね?
実際、一般的?理想論は分かっているけど、
そんなに育児や生活ってのは単純じゃないことも。
働きながら育児をしているほとんどの方は痛いほど
分かっていると思います。
でも、忙しい日常で気持ちにも精神的にも余裕が
無くなってしまい、ほんの些細なことがきっかけで
口喧嘩になってしまう。
やることなすこと文句っぽくなる。
そんな家庭が多いんじゃないですか。
そこに理想論や一般論を言われても・・
というこころの声が聞こえてきそうですね。

本当にこどもの前での口喧嘩は良くない?

 私自身、口喧嘩は世間が思っているほど
悪いものではないんじゃないかな?って思っています。
確かに口喧嘩はよくない。
なければないで越したことはない。
挙句に物を投げたり壊したり・・
あたり散らしたり・・・などといった
こどもが委縮するようなことは本当に良くないです。
ただ、口喧嘩をこどもの目の前で
見せていようがいなかろうが、ママとパパの様子が普段と
全く違うこと事態が、こどもは少なからず
見えない威圧感などで不安から影響を受けます。
こどもがいない環境で口喧嘩をしたとしても、
こどもは『何かおかしいな』って異変に気づくものです。
そして、ママパパの間を取り纏めようとしてきますよね?
そういう経験、身に覚えありませんか?

問題解決に向け努力する姿をすべて見せるべき

なので、私はこどもの前で口喧嘩をしてしまった際は、
最後まで見せるようにします。
仲直りするまでの過程を。

なぜママは怒っているのか?なぜパパはママの
要求に対して怒っているのか?など。

すべてを見せ、親がひとつ一つ解決していく過程と、
お互いに『ごめんなさい』を言えるところまでを
大切にしています。

これは、こどもの前で口喧嘩をすることを
良しとしているわけではありません。

家族みんなが共に生活していくうえで、
全くぶつかることなく生活していくことが
できる夫婦はとても素晴らしいと思います。

しかし、そうでない夫婦の方が大半を
締めているのではないでしょうか?
口喧嘩をこどもの前でしないように
回避することが難しいのであれば、
ぶつかり合っても解決し合い、ママとパパが
普段通りの関係性に戻っていく過程を見せることの方が、
とても重要なのではないでしょうか。
そして、ママとパパの考えをみんなが共有し、
理解することが家族の関係性を深めるうえでともて大切なことではないでしょうか。

より良い関係性の構築と環境づくり

 家族の誰かがぶつかったとしても、
話し合って試行錯誤しながら互いを尊重し合い、
お互いを理解できる関係性を築ける家庭環境こそが、
こどもにとってもママとパパにとっても
健全なのではないでしょうか。
守れないルールを守ろうとするのではなく、
悪いことをしてしまったときの対処と
こどもへのケアを大切にするべきではないでしょうか。
一般論や理想論をご自身と比較し、
そうでないことにストレスを抱えないようにしてください。

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